傾いた部屋で味わう、至福のすき焼き体験

先日、すき焼きを食べに行ってきました。
東京に住んでいる友人曰く、
「東京にはいろんなお店でお肉が食べられるけど、やっぱりここのお肉が一番食べたくなる」
とのこと。
まさに友人一押しのおすすめ店でした。
こちらのお店はかなり歴史のある建物で、なんと部屋に入ると少し傾いているんです。
最初は驚きましたが、その独特の空間がなんとも味わい深く、まるでタイムスリップしたような気分に。

入り口で靴を脱ぎ、旅館のように落ち着いた個室へ。
席に着くと、担当の女性の方がすべての準備を丁寧に進めてくださり、こちらはただその流れを楽しむだけ。
そして、いよいよすき焼き。
目の前で焼かれるお肉は見ているだけで幸せな気分になります。
ひと口食べると……とろけるような柔らかさと旨み。

思わず「うまい…」と声が漏れてしまうほどでした。
すき焼きだけでは少し物足りず、追加でステーキも注文。
締めには白米に、先ほどのすき焼きの卵をかけて“即席たまごかけご飯”に。
これがまた、たまらない美味しさでした。
最後にはデザートまでしっかりと堪能。
お肉はもちろん、添えられた一品一品に至るまで丁寧に作られていて、終始感動の連続でした。
何より印象的だったのは、担当の女性の方の程よい距離感。
押しつけがましくなく、でもしっかり気配りが行き届いていて、本当に心地よい時間を過ごすことができました。
“傾いた部屋”という非日常の中で味わう極上のすき焼き。
まさに、五感で楽しむ特別なひとときでした。
すき焼きの後は、帝国ホテルで大人の時間を

帝国ホテルのロビー装花
すき焼きを堪能した後は、そのまま帝国ホテルへ。
少し贅沢に、お酒を飲みに行ってきました。
さすがは帝国ホテル。
ラウンジに足を踏み入れた瞬間、空気がふっと変わります。
外国人の男性が生ピアノを弾きながら歌を披露しており、その穏やかな音色が空間全体を包み込んでいました。
窓の外に広がる夜景も本当に美しく、
静かで上質な時間がゆっくりと流れていきます。
この日はジンをいただいたのですが、
その香りと深みのある味わいに思わず感動。
シンプルなのに、丁寧に作られた一杯というのが伝わってきました。
そして何より印象的だったのは、スタッフの方々の接客。
声のトーン、立ち居振る舞い、グラスを置く仕草まで、すべてが洗練されていて、見ているだけで背筋が伸びるような感覚に。
たまにこうして“上質な空間”に身を置くことで、
自分のサービスに対する感覚が自然と磨かれる気がします。
お客様に心地よい時間を提供するためにも、
こうした経験を大切にしていきたい──
そんなことを感じた夜でした。
東京駅の上に泊まるという贅沢

東京駅の中にホテルがあること自体、東京に来てから教えていただいたのですが、今回はついに泊まることができました。
正面のホテル入口を入ると、そこからはまるで別世界。
重厚で落ち着いた空間が広がっていて、高層ホテルとはまた違う特別な魅力があります。
エレベーターを降りて廊下に出た瞬間、思わず「わぁ」と声が出てしまいました。
どこまでも続くような長い廊下に、整然と並ぶ客室。
その景色だけでも感動するほど美しく、非日常へと誘われるようでした。
そして部屋の扉を開けた瞬間、さらに驚きが待っていました。
あの東京駅のクラシカルな雰囲気をそのまま生かした、なんとメゾネットタイプのお部屋。

上の階にはベッドルームと洗面台・お手洗い。
下の階にはバスルーム、洗面台、ソファの置かれたリビングスペース。
天窓もあり、センスの良い家具に囲まれた空間は、まさに「こんな部屋に住んでみたい」と思わせるほどでした。



アメニティはすべてブルガリ。
シャワーを浴び、お風呂でゆっくりと体を温めたあと、
ケア用品までブルガリの香りに包まれて、まるで香水の中で眠るような贅沢な時間でした。
サロンをさせていただいている身として、こうした“香り”や“細部のこだわり”が
どれほど大切かを改めて感じました。
イソップを置く余裕まではなかなかありませんが、
いつかは、自分のサロンでももう一段上の上質な空間を提供できるように——
そんな目標を胸に、また日々を積み重ねていきたいと思います。
朝のご褒美、モーニングビュッフェ
翌朝は、4階のダイニングへ上がりモーニングビュッフェをいただきました。
素敵なホテルに泊まったときの楽しみといえば、やっぱり朝ごはん。
美味しい朝食が待っていると思うと、それだけで早起きしたくなります。
和食から洋食まで、バリエーション豊富な品揃えで、見ているだけでも幸せ。
どれも美味しそうでつい欲張ってしまい、お腹がちぎれそうになるほど堪能してしまいました。
果物やスイーツも、どれも本当に美味しくて感動しました。
一品一品にしっかりと手間がかけられていて、まるでデザートビュッフェのようなクオリティ。
見た目も華やかで、ついつい写真を撮りたくなるほどでした。
たまにこうして、本当に美味しい朝食をゆっくり味わうと、
体だけでなく心まで満たされる感覚になります。
贅沢な朝のひとときに、改めて“ホテルステイの醍醐味”を感じました。
雨の週末、上野24会館へ

この日はテニスの試合があったのですが、なんと雨で中止に。
せっかくなので、普段なかなか行けない週末の上野24会館へ行ってきました。
到着したのは10時頃。
ちょうど帰る人たちがお風呂に入っている時間帯で、思ったよりも多くの人がいました。
ただ、上のフロアに上がると、意外と落ち着いた雰囲気で、とりあえず大部屋で横になって一息。
時間が経つにつれて少しずつ人が増えていくのを感じました。
お昼を過ぎたあたりからは一気に活気が出てきて、週末ならではの賑わい。
そして、来ている方のレベルが高く、思わず「さすが週末の上野」と感じました。
ここは全体的に、ある程度しっかり体を鍛えている“ガチムチ体型”の方が多い印象でした。
中には数人、いわゆるおじいちゃん世代の方もいらっしゃいましたが、60歳以上の方でもしっかりと鍛えた体つきの方が多く、皆さん本当に自己管理が行き届いているなと感じました。
「上野24会館はレベルが高い」とよく言われる理由が、よく分かりました。
普段はなかなか行けない時間帯でしたが、
今回は新しい発見も多く、結果的に充実した時間を過ごせました。
テニスが中止になったのは残念でしたが、そのおかげで貴重な週末体験ができた気がします。
ぼくにとっては、タイプど真ん中の方が本当に多くて、思わず「ここは天国なんじゃないか?」と思ってしまいました。
雰囲気も居心地もよく、時間がある時にはつい通ってしまいそうな予感です。
この眉ペンは、眉毛サロンの方におすすめしていただいて購入しました。
少しだけ書き足したい時にとても便利で、時間がない朝にも重宝しています。
ただ、自己流で書いてしまうと、よく見かける“ちょっと不自然な眉”になりがちなので注意が必要です。
せっかくなら、プロの方に書き方のコツを教えてもらうのがおすすめです。


部屋の中には外の景色が見えるような窓はないのですが、不思議と圧迫感はまったく感じませんでした。
お部屋、廊下、お手洗い──至るところに生花が飾られていて、その丁寧な心配りに感動。
やはり、こうした素敵なお店には共通して“生花が生けられている”印象があります。
ぼく自身、サロンでもお花は欠かさないようにしているのですが、一輪の花があるだけで空間の雰囲気がぐっと柔らかく、華やかに変わる気がしています。