今回は宗教に関係するお話となるので、そういうのが苦手な方は読まずに飛ばして下さい。
母親が『エホバの証人』という事もあり、幼い頃から学んで?いました。
ちなみに田舎は熱心な創価学会の方達がほとんどです。
エホバの証人としてどのように育ってきたのか?
何故、今は無教徒になっているのか等を書いてみようと思います。
エホバの証人ってあの家に来たりする人達かな…?
子供に輸血をしない事で、カルト教団なんて言い方もされていたね…
エホバの証人
世界には様々な宗教があります。
『エホバの証人』の方達も世界中にいらっしゃいます。
国によっては今も迫害を受けているようです。
これから書いていく事は、ぼくが学んだ中で覚えている範囲なので、それが全てだという判断は避けて頂いた方がいいかと思います。
『エホバの証人』とはどういった宗教なのか?
この地球【宇宙】を含む全ての者は神『エホバ』が作られたものである。
いつか近い将来終わりの日がきて【ハルマゲドン】、楽園での病気や戦争などのない平和な世界が待っている。
※死という概念もなくなる。
この考えはざっくりし過ぎている気がしますが、ぼくは高校生くらいから完全に学びを辞めてしまったので、頭の中にある覚えをこうして文字にするのは難しいものですね…。
子供の頃
幼少期
ぼくは生まれた時から、母親がエホバの証人だった事もあり、一緒に学んでいました。
正直、自分の意思ではなかったです。
幼稚園に入る前、何歳の時だったかは覚えてないのですが、下血が止まらなくなってしまいました。
初めは通える距離の小児科に行っていたのですが、今は移転した『兵庫県立こども病院』に入院する事となりました。
後で聞いた話ですが、『血液の小児がん』の可能性を考えての入院だったようです。
その診断結果を聞いて、母は父が涙するところを初めて見たと話てくれました。
完全隔離の個室。
お見舞いも決まった日【時間】にて両親のみOK。
よくテレビなどで見る完全装備で病室に入ってくるやつです。
結果、輸血や手術をする事なく退院する事ができたのですが、この時の大きな問題が『輸血』です。
最近もニュースになって『カルト教団だ!』などと言われてましたが、エホバの証人は輸血をしません。
献血もしません。
※しない理由については、中途半端な知識しかないぼくが書いてしまうと、間違いであったり、誤解を招いてしまいそうなので控えさせて頂きます。
父は無教徒のため、どうなっていたかはわかりませんが、初めの診断があたってしまい小児がんで、輸血が必要になっていたらおそらく母は拒否していたと思います。
もし、そうなっていたら周りから責められていた事でしょう。
母は今も『エホバの証人』なので、何かあった時は輸血はしないでね!
と言われています。
その事は、母の意志なので尊重しようと思っています。
こう書いてしまうと、自分の母親を見殺しにするのか?
輸血をすれば助かる命でも、輸血を拒否するのか?
と大抵の方は感じるでしょう。
でも、ぼくは最後の母の願いを聞こうと考えています。
小・中学生
『エホバの証人』はやらない【やってはいけない?】事が多くあります。
きちんと学んでいれば、自分の意志で『やらない!』になると思うのですが、この頃は『やってはいけない』と言われているから『やらない』という状況だったので、子供心に嫌な想いも沢山しました。
- 校歌は歌わない
- 国歌は歌わない
- 国旗への敬礼はしない
- 誕生日会に行けない
- クリスマスをお祝いしない【基本行事は行わない印象です】
- 柔道【武道】はしない【中学生の授業は見学】
- 心霊【オカルト】なものはNG
- etc…
校歌を歌えないため、担任が変わる度に『宗教上の理由で校歌が歌えません。』と伝えていました。
中学生の時は別のクラスの担任がきちんと歌っているかの見回りにくるんですが、僕は歌っていないので殴られた事もあります。
結構辛かったのは、中学時代バレー部だったんですが、顧問が本当に怖くて学校一厳しい部活でした。
全校集会の際、校歌斉唱がある時には、男子バレー部は前に出て並び、みんなの見本として大声で歌わないといけなかったのです。
それが出来ないぼくは、殴られるのを覚悟で、顧問に歌えない事を説明しにいきました。
顧問の言った言葉は『じゃ、あそこで立っとけ!!』
全校生徒が並ぶ前が階段のようになっていて、そこの一番上で校歌が歌い終わるまで毎回のようにその場所で立たされていました。
全校生徒の目線が集中する事も嫌だったんですが、後でみんなに理由を聞かれて説明するのも嫌でした。
小学生の時は、『誕生日会』『クリスマス会』など、誘われては何か理由をつけて断っていた気がします。
中学生の体育は【柔道】があったので、これも受ける事が出来ず、体育の先生に理由を説明して見学させてもらってました。
その時期の体育の成績は勿論1。
高校生になった頃には、ぼくは学ぶ事を辞めていたので【必須科目の柔道】も受けていました。
【タバコ】もダメな事の一つなのですが、高校生の頃には姉もぼくも吸っていました。
エホバの証人はタバコを吸いません。
ぼくが学ぼうとしない理由
中学生の時までは、母親の影響もあり『エホバの証人』として学んでいたんだと思います。
でも、高校生になったくらいのタイミングで学ぶことを一切辞めました。
必須科目の柔道もなんの抵抗もなく受けていましたし、誕生日会だってクリスマスだって思いっきり祝って楽しんでいました。
新年の神社参拝なども、高校生になってから友達と生まれて初めて行きました。
『明けましておめでとうございます』も言いません。
※このお参りもしない事の一つです。
高校生になり、みんなが当たり前にしていた事を生まれて初めて経験した事は多かったと思います。
ぼくが通っていた高校はちょっとやんちゃな学校だった事もあり、『校歌』『国歌』『国旗敬礼』など、誰一人としてしない学校だったので、あの辛い経験はなんだったんだろうか?という感じでした。
同性愛はNGだからです。
母は、『いつかまた戻ってきてほしいわ〜』と口にする事はありますが、絶対にあり得ないからごめんやで!とはっきり伝えています。
母には、カミングアウト済みです。
『同性愛がダメとか、ほんまに意味わからんし、エホバの証人でないとハルマゲドンで滅びてしまうのであれば、ぼくの大切なみんなも勉強をしてないってだけで滅びるってことよな!じゃ、それでいい…。』と伝えています。
宗教は、学んでいる人にしかわからない事だと思っています。
様々な宗教がありますが、自分がきちんと勉強していない事を否定しようとは思いません。
ぼくと下の姉は学ぶ事を辞めてしまいましたが、母を支えているものは『エホバの証人』の教えであったり、周りの方達のおかげだと感じています。
上の姉は長年『統合失調症』を患っています。
ぼくは、19歳の時に家を出て距離を保っていても、実家に帰り姉と接するのはしんどいと感じます。
母は『エホバの証人』の教えがあったからこそ、今の状態を保てていると思います。
それは、確かだと感じるのです…。
それでも、また勉強してみよう!とはなりません。
【同性愛はNG】これは、どうしても受け入れられないのです。