ぼくのいえ店主さだ(@bokunoieplus)です。
今回は、愛犬ジェシカに誤りたいことや
最後のお別れについて書いていこうと思います。
愛犬がいらっしゃる方は一緒に居られる時間を
後悔のないように大切にしてくださいね!!
さだ君はジェシカちゃんとの生活の中で後悔してる事とかあるの?
今でもジェシカにとってぼくはいい飼い主だったのかな?って思うよ。
ごめんなジェシカ
散歩
バーニーズマウンテンドックは超大型犬なため
朝一時間 夜一時間は最低でも散歩に行くべきなんですが、相方と一緒に飼っていた時は一緒に行ったりどちらかが行ったりで、毎日きちんと散歩に出かけていました。
相方と別れ、結果としてジェシカを引き取り共に生活をしている中で、27歳の時にサロンをオープンしました。
疲れていたのは言い訳になりますが、朝の散歩がトイレだけさしてすぐに家に帰ってダッシュで出勤するような日が増えていました。
帰りもどうしても遅くなってしまう為、おしっこをしてしまっている事も増えていました。
しかも、土曜日の夜にテニスに行くようになり
練習が終わってから、飲みに行っていたので更に帰りが遅くなっていました。
朝、一時間早く起きてなんで散歩に連れて行ってやらなかったんだろう。
テニスの練習が終わったら、飲みになんて行かずになんでもっと早く帰ってやらなかったんだろう。
これは、今でも後悔してしまう事の大きな一つです。
お留守番
特にサロンを経営しはじめてからは、朝家を出てから帰るまでのジェシカにとってのお留守番の時間が長くなっていました。
雷の音や花火の音が大の苦手で
その音にパニックになってしまうジェシカは
度々、家に帰るとおそらくどこかに隠れようとして壁を引っ掻きすぎて、壁に穴が空いている事もありました。
サロンのオープン前日の出来事です。
その時は、京橋の長屋に住んでいて
裏のベランダは窓を開けていても外壁で覆われているため、ジェシカは外に出れません。
急な階段を登って、物干し場があったんですが
いつもなら、上がってこようと頑張っても上がれない階段でした。
サロンのオープン準備を終え、雨の中帰宅すると家の前に近所のお世話になっていたご主人の車が停まっていて、助手席にジェシカが座っています。
とび込んできたその光景を理解できませんでした。
お話をお伺いすると
その日は、雷がすごかったためにジェシカはパニックになり、いつもなら登れない裏の階段を登り物干し場の木を突き破り二階から落ちて外に出てしまったのです。
雨の中パニックになったジェシカは、近所にあるたばこ屋さん近くに停まっていた知らない方の会社の車に乗り込んでしまったそうです。
それで、たばこ屋の方が近所のご主人に
「あのお兄ちゃんのところのワンちゃんが知らない方の車に乗ってしまって困っている」と伝えにきてくれていました。
そこで、ご主人がジェシカをひき取りに行って下さり、ぼくが帰ってくるまで、車の中で一緒に待ってくれていました。
その際、一枚の名刺を渡されて
「乗ってしまった方の会社の名刺で、飼い主に連絡させろ!」との事でした。
これは、会社に誤りに行かないといけないなと思ったので、オープン初日手伝いに来てくれる予定になっていた友人に連絡をとり事情を説明して、オープンには間に合わないかもしれないからその際のお店の事をお願いしておきました。
オープン当日頂いた名刺先の会社に電話をし、社長さんだったと思うのですが電話を繋いでもらい、昨日起きた事を説明してお詫びをさせて頂きたい事を伝えると「もしかしたら、車のクリーニング代は請求させてもらうかもしれないけど、気にしなくてもいいし、会社とかに来なくても大丈夫ですよ。」と、なんとも優しいお言葉を頂きました。
急いでサロンへ向かい、無事オープン初日を迎える事ができました。
この出来事も、どんなにジェシカが怖い思いをしたのか。
パニックになり二階から落ちて外に出てしまい雨の中走り助けを求めて乗ってしまった車の方に怒られ、その状況を想像すると涙が止まりませんでした。
そして、たばこ屋の方
近居のご主人
迷惑をかけてしまった会社の社長さん
本当に、ぼくは人に恵まれているな〜と感じた出来事でもありました。
環境の変化
大正に相方と引っ越しをしてジェシカを飼い
別れることになり別々で生活する事になった時は
ペットが飼える環境だった相方にお願いすることにしました。
この時、今まで室内飼いだったジェシカを外で飼い始めたのです。
そのことにぼくは反対していたんですが
相方が更に実家にジェシカを預けてしまいました。
その時も、外で飼われていました。
できる限り時間を作りジェシカに会いに行っていたんですが、ジェシカが日に日に汚れていき、正直安心して任せれる状態ではありませんでした。
そこで、ぼくがジェシカを引き取る事を決めて
京橋の大型犬の飼える物件に引っ越ししました。
できる限り早くぼくのところに連れてきてほしい事を伝えて、ぼくのおうちにジェシカがやってきました。
その時ちょうどお弁当を食べていたんですが、家にあがってくるなりそのお弁当を一瞬で全部食べてしまい全身でぼくに甘えてきます。
その時のジェシカは、汚れすぎていて「本当にジェシカ?」と思うくらいに見た目が変わっていたのです。
相方に、預かってもらったことは助かりましたが、そのジェシカの状況を見てぼくはもと相方に怒鳴ってしまいました。
それと同時に、本当に引き取ってよかったと思いました。
急にぼくがいなくなって、寂しい思いをさせてしまってごめんねジェシカ。
暫く京橋の長屋に住んでいたんですが
オープンしたサロンが落ち着いてきたタイミングで、大型犬の飼えるマンションへ引っ越ししました。
このマンションに住んでいる時に、雷や花火の音でパニックになったジェシカが壁などを引っ掻いて、帰ると家の中がめちゃめちゃになっている事が度々ありました。
お風呂に逃げ込んだのはいいけど、ドアが閉まってしまいお風呂に閉じ込められていることもありました。
せめて、休みの日はとジェシカと色んな公園に行ったりして一緒の時間を過ごしました。
夜の散歩は、できるだけゆっくりと公園などで遊んでいっぱい二人でお話をしました。
それでも、この毎日のあまりにも長いお留守番。
度々、帰ると血まみれになっているジェシカを見ていて、ぼくの実家に預けて母や姉がいる環境の方が安心だと思い実家に預ける事にしました。
できる限り実家に帰るようにして、地元の駅に到着した事を連絡入れておくと母が途中までジェシカを散歩に連れ出してくれていて、ぼくを見つけるなり猛ダッシュで駆け寄ってきて全身で大歓迎です。
実家に預けたことで一人でいる時間がほとんどなくなったジェシカの表情は明らかに穏やかになっていきました。
ジェシカ
かいや
ケイルと結果的に三匹とも実家に預ける事になってしまいました。
この経験からも、新しく家族としてペットを飼う場合は、本当によく考えてほしいです。
ジェシカとのお別れ
その日は突然に
母から、急にジェシカが歩けなくなったとの連絡がありました。
帰ると、動けずにいるジェシカが見つめてきます。
餌も、水も全く受け付けない状態になっていました。
この間、会った時はあんなに元気だったのに。
その状況に涙が止まりません。
病院に連れていこうと抱き抱えようとするんですが、全身の力が抜けているジェシカをうまく抱いてあげれないのです。
その時、お世話になっていた動物病院に電話をかけて往診にきてもらう事にしました。
診断としては、大きな腫瘍らしきものがあり
おそらくその腫瘍が神経を圧迫して歩けなくなっているとの事でした。
おそらく、この状況では長くないことを言われ
嗚咽でうまく喋れないなか、何かしてあげれることはないかを聞き
先ずは点滴をしてもらい、血液を抜いてもらい
病院でこの血液を検査してみて、お電話させていただきます。
とのことで、その日は帰られました。
母に、ベランダにある重いものを動かしてほしいと頼まれて動かしていると、動けないはずのジェシカが体を引きずってぼくの横にきたんです。
ベランダの隙間に顔を置いて、外の景色を眺めながら散歩に行きたいと言っているようでした。
沢山辛い思いをさせて
今回はこんな状態になるまで気づいてやれなかった事に後悔しかありませんでした。
実家の電話がなり、先生からの言葉は血液を検査した結果、まだ手術で助かるかもしれないとの言葉に希望の光が見えました。
数日後、大阪にある動物病院の大きなところがあり、先ずはそこでMRIをとる事になりました。
MRIをとる際にも、全身麻酔がかけられます。
そこで、息を引き取ってしまうかもしれない覚悟はしておいて下さいと言われました。
それでも、できる限りの事をしてあげたい事をお伝えしました。
MIRの検査を受ける予定だった前日にジェシカは息を引き取りました。
東大阪のペットショップで出会ったあの日から10年。
沢山の楽しい思い出と、沢山の後悔。
幸せな時間を本当にありがとう。
『犬のうた〜ありがとう〜』
あまりにも早く過ぎ去ってしまった10年という月日
なんであの時こうしてやらなかったんだろう
なんでもっとジェシカとの時間を大切にできなかったんだろうと
今でもジェシカの事を思うとき
沢山の幸せな時間をくれた感謝の気持ちと同じくらいの後悔があります
ジェシカにとってぼくはいい飼い主だったのかな?
無条件にぼくの事を信してそばにいてくれてありがとう
こんなダメなぼくで本当にごめん
ごめんね…